2018/10/10
怒りについて
怒りについて学びました。
なぜ、人は怒るのか?
そして、怒らないためにはどうしたら良いか?
この二点についてです。
まず、怒りは相手に分かってもらいたい、認めてもらいたいことの裏返しということでした。
その怒りの下にあるアンダーメッセージを読みとらないと、本心は分からないなと思いました。
次に、怒らない方法ですが、大愚和尚曰く、怒らない方法はないようです。急に目の前にボールが飛んできて、目を閉じるなと言っても無理なように、「怒る」という感情は人間の防衛本能だからだそうです。
また、怒りの感情は血圧を上げ筋肉を硬直させ、思考を狭めるため、冷静さがなくなり、正しい判断(心が安定しているときにする判断)が出来なくなるそうです。スポーツにも怒りの感情をもって臨むと、良いパフォーマンスが出せなくなるとのことです。
では、怒りの感情が出てきたときにどうコントロールすれば良いか?仏教には「内観」という言葉があるそうです。自分を客観視するという意味だそうですが、怒りが出てきた時、まずはその場を離れること、そして離れた場所で「悔しい!自分はこんなことされてこんなにも腹が立っている!くそ!」と、繰り返し自分の今の気持ちの状態を叫ぶそうです。
すると、冷静になってくる自分がいるとのことですが、果たしてそんなことができるかな?とも思います。
怒りをコントロールするために、今回は、自分の内面に対するアプローチでしたが、次回は相手の気持ちに焦点を当てたアプローチについて考えてみたいと思います。